介護職にとって魅力的な街

京都には昔から介護施設が多く、大手の施設も少なくない。そのため、他府県と比べて給与が充実している。厚生労働省のデータによると、全国的な平均給与に比べて、京都府の介護職の平均給与は高めになっていることや、年間の平均賞与額も京都府のほうがやや高めであるようだ。したがって、しっかり働いて稼ぎたいという方にとっては、京都は非常にメリットが高い地域といえるだろう。

介護の仕事は、日勤と夜勤の複数のシフトを組み合わせて働くため、体力が非常に必要な職業だ。そこで、体力面に不安を抱えることなく安心して働くためには、年間休日数が多いことが欠かせない。一般企業の平均的な年間休日数は120日程度だと言われている。しかし、介護業界では110日以上が充実した休日数と言われており、京都府はそうした休日数をクリアしている施設が多くある。そのため、家庭がある方もワークライフバランスが取りやすいのだ。

また、この他にも、京都府にある施設では、家賃や住宅補助が受けられたり、安心して働ける環境が完備されていたりしているため、介護未経験の方でも働きやすい。しかも、充実した教育制度の整備が進んでいるので、施設に勤務しながら介護系の資格を取得できるようなサポートを取り入れたり、ブランクを抱えた潜在介護士が復職しやすいように、受け入れ体制を整えている施設が多く、介護の仕事に取り組みやすい。したがって、歴史的な建造物が多く、観光スポットとして国内外の観光客に人気の京都は、介護の仕事をするときにも魅力的な地域なのだ。