京都府の高齢化率と求人の探し方
今の日本では、高齢化という言葉がよく使われている。ここでの高齢とは65歳以上のことで、高齢化率とは人口のうち65歳以上の高齢者が占める割合を表す数字だ。高齢化率が7%を超えれば高齢化社会、21%を超えれば超高齢化社会となるのだが、日本の高齢化率は約29%であり超高齢化社会の基準を軽く超えている。ただ、高齢化率は都道府県によってだいぶ異なっている。ランキングトップの秋田県の高齢化率が約38%なのに対し、最下位の東京の高齢化率は約22%だ。
都心部やその周辺は高齢化率が低い傾向があり、京都府は高齢化率が約29%で下から数えた方が早い部類だ。京都府の自治体の中で高齢化率が特に高いのが笠置町で、高齢化率は約52%に達している。他にも宮津市、南山城村、和束町、京丹波町などの自治体で高齢化率が40%をオーバーしており、深刻な高齢化に悩まされているところは珍しくはない。
京都府で介護職として働くことを目指すのであれば、まずはアクセスしやすく、かつ人口の多めなエリアで求人がないかチェックするのが基本だろう。そこでチェックしたいのが、介護施設が多い京都市などである。京都市は劇的に高齢化率が高いわけではないが、人口が多いため高齢者の人数も比例するように多く、介護職の需要にも期待が持てるだろう。一方で、高齢化率が高い自治体で自らの力を活かしたいと考えているのであれば、先に挙げた笠置町や宮津市、南山城村、和束町、京丹波町などで働く場所を探してみるといい。